胃内視鏡検査がWEB予約で可能となりました。
社会医療法人 彩樹グループ
整形外科手術や脳卒中の後療法として主にリハビリ室で行われていたものから、食道がん切除術や膵頭十二指腸切除術、肺葉切除術など開胸を含む外科術前術後、冠動脈カテーテル後や心不全などの循環器疾患、COPDなど慢性呼吸器疾患から人工呼吸管理中を含む呼吸器疾患、乳がん術後や化学療法中のがん患者さんなど、リハビリ対象は多岐にそして早期から行われるようになりました。リハビリが行われる場所もリハビリテーション室よりベッドサイドなど病棟で行うことが多くなってきており、現在では集中治療室でもリハビリが行われるようになっております。当院は、急性期病院であり、また多くの診療科があることから、リハビリの多角化および早期化への対応が必須となっています。
また、未曾有の高齢化が進み、それに伴う心疾患合併が進み、心不全パンデミックが危惧されるほどです。単一疾患の患者さんは少なく、様々な疾患が複雑に合併されていることが少なくないことから、臥床期間が長期化しやすく廃用性のADL低下が容易に生じてしまいます。廃用症候群を防ぐ砦のひとつとして、早期からのリハビリテーション開始が求められています。
このような医療環境に対応すべく、当院リハビリテーション室は早期離床を合言葉に、より専門的に病態を把握し、生活背景など幅広い評価するため、日々精進しております。しかしながら、現在のリハビリテーションはセラピストだけでは対応が難しく、他職種の協力なしには成り立ちません。医師、看護師をはじめとした多職種で共同し、質の高いチーム医療の提供を目標としております。
当院は地域に密着した高度急性期病院であり、消化器疾患、整形疾患や形成疾患など多数の手術を行っております。急性冠症候群や心不全など循環器急性疾患にも対応しております。また、グループ施設に透析施設が多く、腎不全を合併されている患者さんが多い特徴もあります。
そのため、当院リハビリテーション室は幅広い患者層への対応を求められ、ICUでの超急性期(セラピストを専任化し対応)から、整形外科術後、心臓カテーテル後、がんや急性疾患によるフレイル及びサルコペニアなど幅広い領域をカバーしております。小規模ながら当院退院後の外来リハも行っています。
今後として、さらなる当院リハビリテーション強化のため、ADL(日常生活動作)、摂食機能障害や心リハをはじめとした内部障害に強みを拡げていきたいと考えております。
運動器リハビリ | 嚥下リハビリ | がんリハビリ |
心臓リハビリ | 呼吸器リハビリ | ICU |
患者さんの早期自宅退院を主眼として、他職種と連携したチームアプローチを行うことで自宅復帰率は90%以上を保つことができています。当院規模では医師数が多く、医師をはじめ他職種との距離の近さも特徴のひとつといえます。
入退院支援チームとは早期から情報共有し、患者さんの早期自宅退院や転院に向けて、当院退院後のよりよい生活のために他職種との連携を強化しております。
摂食嚥下チーム | 栄養サポートチーム |
褥瘡対策チーム | 呼吸サポートチーム |
医療の発達、超高齢化によるリハビリテーションの多角化、早期化という医療環境に対応すべく、より専門的に病態を把握し、生活背景などを幅広く評価するため、院内外を問わず研修会や勉強会への参加を奨励しております。種々の専門学会に参加する機会も同様です。
理学療法士・作業療法士養成施設指導ガイドラインを踏まえた上で、新卒者には担当の指導者がつき個別に指導を受けられる体制をとっています。整形外科疾患を中心にスタートし、徐々に疾患の幅を拡げていってもらいます。急性期病院であるため、まずは安全に患者さんへリハビリテーションを提供できることを目指します。担当患者数は3~5名程度から始め、個々の能力に合わせながら1年間かけて先輩スタッフと同数担当できるように徐々に増やしていきます。質問や相談は担当指導者に限らず、様々な考えに触れられるように配慮しています。
急性期病院としての機能充実のために、リハビリテーション機能強化は必須であり、その充実化をともに担ってくれる向上心の高いスタッフを求めています。特に、早期自宅退院実現のためADLのスペシャリストである作業療法士のみなさん、お待ちしております。