部長コメント

　当科は21名の常勤医を中心に内科全般にわたる急性期医療を行っております。特に消化器・循環器・腎臓透析については専門医が複数名在籍しており、最新かつ高度な医療にも取り組んでおります。

 消化器内科は大阪医科薬科大学第二内科の関連施設であり、日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会・日本消化管学会・日本大腸肛門学会の認定指導施設です。年間内視鏡検査総数は約12000件で、ESD・EMRなどの治療内視鏡、ERCPなどの胆道系診断治療に加え、最先端手技であるEUS(-FNA)も数多く施行しています。また、炎症性腸疾患の診断治療やLECSにも消化器外科と協力して取り組んでいます。

　循環器内科は日本循環器学会循環器専門医研修施設・日本心血管インターベンション治療学会研修関連施設・日本不整脈心電学会不整脈専門医研修施設であります。狭心症・心筋梗塞のような冠動脈疾患や急性心不全などの救急疾患に可能な限り対応しております。また、徐脈性不整脈に対するペースメーカー移植や下肢の閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療も行っております。さらに2017年からは頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療も開始しております。

腎・透析科は、日本腎臓学会・日本透析医学会指定の教育施設であります。24時間体制で緊急血液浄化療法に対応しており、腎不全患者さんに限らず炎症性腸疾患に対する白血球吸着療法や重症細菌感染症患者さんに対するエンドトキシン吸着療法など、様々な状態の患者さんに対してほぼ全ての血液浄化療法で対処することが可能です。また、透析シャント血管の作製術や狭窄・閉塞トラブルに対する血管内治療も積極的に行っております。

その他、肺炎・糖尿病・高血圧他一般内科疾患についても外来・入院とも対応しており、外来では、糖尿病・脳神経内科などの専門外来を設けて専門診療も行っております。