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内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Sudmucosal Dissection:ESD)について

概念

1955年に専用のメスが開発されて以降、それまで手術となっていた大型の病変、潰瘍を伴う病変、切除が難しい部位にある病変も内視鏡的に切除が可能となりました。
適応となる病変は、食道、胃、十二指腸、大腸の早期がんで、そのなかでも、腫瘍が粘膜の表面にとどまり、リンパ節転移の可能性が限りなく低い病変です。このような優れた治療方法である一方、技術的難易度が高いこともあり、出血や穿孔(穴があくこと)等の偶発症の発症には注意が必要で、十分な訓練と経験を持った医師が治療することが望まれます。当院では、治療経験が豊富な専門医が担当し、それぞれの臓器で良好な成績を収めています。

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ESDの治療方法

切り取れる組織の大きさに制限はなく、腫瘍をひとかたまりで切除できるメリットがあります。

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偶発症に関して

穿孔 胃の粘膜は非常に薄く、粘膜下層の剥離中に筋層が損傷し穿孔する可能性があります。しかし、クリップで筋層の修復を行うことにより、多くは保存的加療により軽快します。
後出血 ESD終了時に止血を確認して終了しますが、治療後経過中に創部から出血することがあり、内視鏡的止血術が必要となる可能性があります。
遅発性穿孔 非常に稀な合併症ですが、ESD後の経過中に電気メスによる熱凝固の影響で、穿孔する可能性がります。
この場合、外科治療が必要となります。

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追加的治療の可能性

切除した病変の病理組織診断が、内視鏡治療ガイドラインを越える結果であった場合、追加的外科治療が必要となる可能性があります。

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