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前立腺肥大症について

前立腺肥大症とは?

前立腺が歳をとるにつれてだんだんと大きくなり、尿道を圧迫して尿が出にくくなる病気を前立腺肥大症と言います。通常の前立腺の大きさはクルミ大くらいで、これが肥大してくると鶏卵大以上になり、症状が進むと尿が全くでなくなる事もあります。

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症状

第1期から第3期までの症状があります。

■ 第1期 : 膀胱刺激期
  • トイレに行く回数が増えた
  • 尿の勢いが弱くなった
  • トイレに行ってもまたすぐに行きたくなる

これらの症状は、前立腺肥大の初期症状であり、肥大した前立腺が膀胱や尿道を刺激することにより起こります。

■ 第2期 : 残尿発生期
  • おしっこをするときに力むようになった
  • トイレに立ってからおしっこが出るまでに時間がかかる
  • おしっこの切れが悪くなった
  • おしっこの途中で尿が途切れてしまう

これらの症状は、肥大した前立腺により尿道が圧迫され細かくなることが原因と考えられます。症状が進むとおしっこを全て出し切ることが出来なくなり、膀胱におしっこが残った状態(残尿)になります。

■ 第3期 : 慢性閉塞期
  • トイレに行く回数が非常に多くなった
  • 一回にかかる時間も長く(数分)なった

更に症状が進むと、尿が出なくなります。

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診断方法

主な診断方法をご紹介します。

問診

他の疾患との鑑別のために既往歴などをお聞きしたり、自覚症状としての排尿障害の程度を『 国際前立腺症状スコア(IPSS) 』と言うものを用いて問診を行います。IPSSとは1995年にWHO(世界保健期間)により制定された世界共通の尺度です。

国際前立腺症状スコア(IPSS) なし 5回に1回未満 2回に1回未満 2回に1回位 2回に1回以上 ほとんどいつも
1. 最近排尿後に尿がまだ残っている感じがありましたか? 0 1 2 3 4 5
2. 最近、排尿後2時間以内にもう一度行かねばならないことがありましたか? 0 1 2 3 4 5
3. 最近、排尿途中に尿が途切れることがありましたか? 0 1 2 3 4 5
4. 最近、排尿を我慢することが辛いことがありましたか? 0 1 2 3 4 5
5. 最近、尿の勢いが弱いことがありましたか? 0 1 2 3 4 5
6. 最近、排尿開始時に力む必要がありましたか? 0 1 2 3 4 5
7. 最近、床に就いてから朝起きるまでに普通、何回排尿に起きましたか? 0 1 2 3 4 5

上記の合計点数が7点以上の場合は、前立腺肥大症の疑いがあります。

排尿症状のQOL (クオリティ・オブ・ライフ) 大変満足 満足 大体満足 どちらでもない 不満気味 気が重い つらい
現在の排尿状態が今後一生続くとしたらどう感じますか? 0 1 2 3 4 5 6

超音波(エコー)検査

腹部に超音波をあてて前立腺や膀胱の形、大きさ、残尿量を測定し、腫瘍や結石の有無を調べることが出来ます。低侵襲で簡単に出来る検査です。

血液検査

前立腺の病気には、前立腺肥大の他に「前立腺癌」があります。血液中の前立腺特異抗原(PSA)を測定することで、早期に癌を発見することが出来ます。

直腸内指診(直腸診)

肛門から指を入れて直腸越しの前立腺を触診し、前立腺の大きさや硬さを診断します。排尿障害の原因が、前立腺肥大によるものか、前立腺炎や前立腺癌などによるものかの判定を行います。

尿流量測定

機械を使って、おしっこの勢いや出ている時間を調べます。

X線検査

尿道から造影剤を注入し、膀胱や尿道の様子を撮影します。

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治療

主に薬物による治療と外科的な治療に分かれます。

薬物療法

比較的軽症の場合に、薬物治療が行われます。

α遮断薬

緊張している前立腺や尿道の筋肉を緩め、リラックスさせることにより、症状を改善させます。血圧に対して影響(血圧低下によるめまい、ふらつき感など)が起こる場合もありますが、現在は副作用もかなり軽減されております。効果も速やかに現れ、前立腺肥大の薬物治療にもよく使われているお薬です。

抗男性ホルモン剤

前立腺が肥大する原因として、男性ホルモンがあります。この男性ホルモンの働きを抑えることで前立腺を縮小させて、排尿状態を改善させます。効果が現れるまでに数ヶ月かかります。副作用として、男性機能が低下(性欲の減弱、勃起障害など)することがあります。また、血液検査のところで述べましたPSAの数値を低下させる作用がありますので、前立腺癌を見逃してしまうことがあり、判別に注意しなければなりません。

漢方薬・植物製剤

即効性はありませんが、副作用が少ないというメリットがあります。α遮断薬と一緒に使われるケースが多くなります。

外科的療法

症状が進み、お薬では効果が期待できなかった場合、経尿道的前立腺切除術(TUR-P)、前立腺皮膜下摘除術、ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)といった手術が必要になってきます。 当院では前立腺肥大の外科的治療でゴールスタンダードの経尿道的前立腺切除術(TUR-P)を行っています。

経尿道的前立腺切除術(TUR-P)

尿道から内視鏡を挿入して、先端についているループ状の電気メスで肥大した前立腺を内側から削り取る手術です。手術時間は60分程度で、1週間程度で退院できます。手術後に、逆行性射精という射精後に精液がペニスから放出されずに膀胱の方へ逆流してしまう現象がみられますので、挙児希望の方にはあまりお勧めできません。

低侵襲性治療

薬物療法で効果が十分でない方や手術が怖いという方、高齢者や重度の全身合併症をお持ちで外科的治療が出来ないという方に対する治療法として、身体への負担の少ない治療法も開発されており、当院では以下の治療法を行っております。

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