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手外科の治療について

診察担当

担当医:整形外科部長 難波 二郎 医師

2022年4月より赴任し、手外科治療に積極的に取り組んでいます。2023年4月から日本手外科学会基幹研修施設となり、手外科専門医取得のための研修施設となっています。

初診 水曜AM(4-6月は2,4週)
金曜AM
再診 水曜PM

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対象疾患

  • 腱鞘・腱付着部炎(手指バネ指、de Quervain病、上腕骨外側上顆炎など)
  • 変形・リウマチ性手指・手・肘関節症
  • 手指・手・肘スポーツ外傷
  • 上肢骨折、脱臼骨折(小児骨端線損傷、モンテジア骨折、成人肘関節脱臼など)
  • 絞扼性神経障害(手根管、肘部管、ギオン管症候群など)
  • 上肢良性軟部腫瘍(グロームス腫瘍、Dupuytren拘縮など)

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代表的治療例

手指バネ指

主に更年期に発生するA1pulleyでの狭窄性浅指屈筋腱炎です。多くは安静やステロイド腱鞘内注射で軽快しますが、ときにPIP拘縮やロッキング指など保存療法に抵抗します。そのような中等〜重症例について手術療法を行っています。A1pulleyの切開を主に浅指屈筋腱の通過性に留意し行います。

【参考症例】

図1、以前は右中指の弾発現象だけであったが、PIPおよびDIPの屈曲拘縮を伴う有痛性症状となった。

図2、疼痛性に深屈曲は不可であった。

図3、浅指屈筋腱の通過性に留意した手術を施行した。術後1年時:IP関節の伸展可である。

図4、術後1年時:深屈曲可である。

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手舟状骨偽関節

手舟状骨は手関節にある橈側手根骨で舟のような形をしていることに由来します。地面に手をついたなどの受傷で実際は舟状骨骨折であっても、捻挫と自己判断か、受診してもレントゲンでは骨折線は見えないまたは判読しにくいことが多々あります。再診を続けることでその後の見逃しを回避することもありますが、放置では骨折治癒は不可能で偽関節という癒合していない状態となります。舟状骨骨折は偽関節になり易い代表例です。

【参考症例】

図1、右手関節レントゲン像:舟状骨体部に骨欠損と硬化像をともなった偽関節を認める。

図2、3DCT:掌橈側像

図3、3DCT:背橈側像

図4、術後レントゲン像:偽関節手術施行した。楔状自家骨移植と遠位からヘッドレススクリュウにて固定した。

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肘関節脱臼骨折

手術加療がほぼ必須であり骨折の状態に応じて手術アプローチを決定し橈骨頭頸部骨折、鉤状突起骨折、肘頭骨折接合術や靭帯修復などを行います。

【参考症例】

図1、受傷時レントゲン側面像:鉤状突起、橈骨頸部骨折を含む肘関節後方脱臼で内外側側副靭帯損傷も合併していた。

図2、術後2年時レントゲン正面像:靭帯修復用アンカー、鉤状突起はCCSスクリュウとpull-out-wire、橈骨はプレート固定した。

図3、術後2年時レントゲン側面像

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